
協働センターでは、団体同士のマッチングや、様々な団体さんの運営に役立つ情報提供のために、自治会やボランティア団体、まちづくりの取り組みを取材しています。
先日第8地区のとんど祭りをご紹介しました。第8地区ではとんど祭り以外にもたくさんのまちづくり活動に取り組んでおられます。
その中でいくつかを紹介します。
1月初旬、第8地区自治会連合会の会議の場で取材の時間を設けていただきました。
私は呉の祭りが好きなので、この地域にある鯛乃宮神社の祭礼について教えていただきました。祭りは第8地区の自治会や青年団、子ども会などが協力して行っています。
鯛乃宮神社の歴史は古く、現在の社殿は1740年に再建されたもので、270年以上前から存在していることになります。
呉の祭りといえばヤブですが、1番から3番までのヤブの面の歴史も古いそうです。
当時ヤブの面は鉄工会社を営む個人の家で保管されていたそうです。呉空襲の時に他の面は焼けてしまったのですが、この3つの面だけは奇跡的に空襲を免れました。そのため代々大切にされているそうです。いつから祭りが始まったのかは定かでないですが、ずっと変わらないものがある、守られているってすごいことだと思いました。
これからも鯛乃宮神社の祭りは地域の方々により継承されていくのだと思います。
また8月には第8地区まちづくり委員会主催で、二河川公園周辺で地区のふれあい祭りが行われるそうです。
地域の方々の手作りのもので飲食コーナーを設けたり、ゲームコーナー(ヨーヨーつりなど)があったりと、子どもたちが集う賑やかなイベントなのだそうです。
「まちづくりに一緒に取り組んでくれる中間層が少ないと感じることもあるが、祭りの時には子ども会のお父さんたちなど、若い人たちが積極的に参加してくれるので嬉しい。様々な世代が地域に目を向けて、一体感のあるまちづくりをしたい」と、三条3区の自治会長さんはおっしゃっていました。
協働センタースタッフ 岩崎